斉藤伊織
さいとう・いおり

生没年不詳

会津藩士で画家。
福島県耶麻郡松尾村郷頭長谷川氏の女婿であった。漢学は宮城三平、画は浦上秋琴に学び、花鳥画を得意とした。
１８６３年（文久３年）藩命により会津本郷を訪れ、陶画の指導にあたった。山水花鳥画を描き、その技法は卓越していた。当時の本郷染付は初期伊万里風で粗画であったが、伊織の指導で密画に一変し、絵付技術が向上したと伝えられる。
墓所不明。

参考
『幕末維新人名事典』新人物往来社

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