中村 帯刀
なかむら・たてわき



生没年不詳


会津藩士。
300石。白虎士中一番隊小隊頭。
滝沢から帰城する容保を白虎士中一番隊とともに甲賀町郭門に出迎えた後、その場に残り隊を指揮して防戦にあたった。しかし奮戦利がなく郭門が破られると、やむなく城へ退却しようとしたが、その際に左腰に貫通銃創を受けてしまう。帯刀、少しも怯まず、左腰に挿していた大小を右腰に移し、「これならどうじゃ」とニッコリ笑って見せたので、隊員一同大いに士気を鼓舞されたという。その後、退却途中の土屋一庵邸で田中土佐・神保内蔵助の自刃しようとしている現場に際会し、一緒に自刃することを勧められるが、断固としてこれを拒否し、隊士を連れて不明門から三ノ丸へ入城することに成功する。入城後、直ちに病院で入り手当てを受けていたが、9月14日、敵砲弾の直撃を受けて死んだ。
享年39歳。


参考
山川健次郎氏監『會津戊辰戦史』




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